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がんばり族から足を洗う。

「だってできないもんねー」

仕事で提出するレポートの締め切りに間に合わず、平気でこんなふうに話す後輩(年齢は上)に、当時のわたしは絶句した。

その課題は、仕事をしていくために必要な勉強を調べて提出してねというもので、仕事をしていくためには必要なもの。

つまり、『仕事のうちのひとつ』だと思っていました。

なのに、

「できないもんねー」

と、焦るどころか開き直るその姿に、開いた口が塞がらなかったのを覚えています。

目次

標準装備だった、がんばり族の血。

するものでしょ。

やらなきゃいけないことは、締め切りを守ってするものでしょ。

仕事に対しては特にストイックでいたので、当たり前のようにそんなふうに思っていました。

でも、それがじぶんを苦しめていたなんて、1ミリも思っていなかったんですよね。

何に対しても全力投球、ながんばり族。

ひとり暮らしだったわたしは、その矛先は特に仕事に向かって行きました。

こたつの周りには参考書をたくさん置いて、仕事から帰ってくると勉強をする。特に、何から手をつけていいかわからないほど、何が何やらさっぱりわからなかったので、課題のレポートがある時にはそこから調べて行きました。

それでも、毎日新しいことに出会うし、疑問は湧いてくる。

それを少しずつ解決すべく、調べたり勉強していく時間は、まさに受験期間のようでした。

そして、それが当たり前だと思っていた。

だから、家事をしているとそんなこと調べたりする時間がない、という後輩のことばは完全に理解不能なものでした。

やるのが当たり前、がんばるのが当たり前。

でも、今ではそんながんばり族から、片足を抜くことができるようになりました。

睡眠時間を死守する。

がんばり族は、がんばっていることが標準装備なのでがんばっているという自覚がないんです。

だから、無理しないでね、という言葉は右から左へ流れて行きます。

だって、

無理ってなに?

どこからが無理?

無理しないってどういうことかわからない!!!泣

という人が、がんばり族だからです。

そもそも、がんばり族には「無理をしている」という概念がない。

だから、「無理しないようにするには・・・」と血眼になってグーグル先生に聞いてみたところで答えなんて出てこないんです。

わたしが実践しているものの中で、いちばん「無理しない」ためのブレーキになると感じているのが

\\ 睡眠時間の死守!!! //

です。

以前、記事でも書いたことがあるのですが、手帳に睡眠時間の記録をしています。

▶︎参考記事:CITTA手帳の書きかた(2022年10月)

何時に寝て、何時に起きたか。

そして、目覚めはどうだったか。

スッキリ起きられた?

体が重くてなかなか目が覚めなかった?

きつくて布団から出られなかった?

など、目が覚めた時の、もしくは目が覚める時のからだの状態を記録します。

すると、だんだん、からだがきつい時って、睡眠時間が足りてないな、ということがわかってきます。もちろん、その日の体の使い方にもよる。

この仕事の時や長時間運転をして疲れている時に、5時間睡眠だと圧倒的に足りてないな、とか。

だから、今日は絶対に早く寝て睡眠時間を確保しよう、と考えるようになりました。

さらにいうと、

早く寝たいから、絶対に、早く帰る!!!

睡眠時間の確保が、仕事を終わらせるためのモチベーションになっています。

そもそも、元気でいるためには、からだを整えるには睡眠時間の確保は必須。

睡眠時間を削るっていうことは、体がキツくなって頭は回らないし、イライラするしの悪循環を生み出す、エネルギーの浪費につながる。

睡眠時間を確保するために、今日はここまでは頑張るけど、それ以上はがんばらない。

そう考えるようになって、1日中寝て過ごさなきゃいけないほどに疲れる日、というのは少なくなりました。

自分らしく生きていくための土台は、からだ。

自分らしく生きていくために、土台となるのはやっぱりからだなんです。

からだが元気でいないと、疲れてしまうと、不調があるとやっぱりいろんな感覚が鈍ってしまう。

今のじぶんのからだの状態を、より「調子がいいな」という日が増えるためにはどうしたらいいかを、じぶんの体を観察しながら探していったらいいんだと思います。

でも、睡眠時間は疲労回復にも必要だし、どんな人にも必要な時間。

調子がいいと思えるためには、どれくらいの睡眠時間が必要なのかを見つけて、それを死守する。

それが、がんばり族から足を洗っていくために効果的でした。

何かの参考になれば幸いです。

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