暮らしていると、あるキーワードをよく目にするようになったり、ある物がよく目の前に現れたりするようになることがありませんか?
最近、ある本をよく目にするようになりました。
「ガラクタ捨てれば自分が見える」
テレビで放送されている番組「7ルール」。
これ、わたしが住んでいる場所のテレビでは放送されないので、Tverでしか見ることができません。ともだちに教えてもらって、ときどきは見ていたのですが、最近はほとんど見ることもなく過ごしていました。
ほんとうに、ふと、見てみようかな、とおもって見たのが平野ノラさんの回でした。
それも、放送が終わる2日前。
そんなギリギリのタイミングで見た、平野ノラさんの断捨離ストーリーの中で紹介されていたのが、この本です。
「ガラクタ捨てれば自分が見える」カレン・キングストン
これ、実は、ずいぶん前にともだちが、「スペースクリアリング」の本として、断捨離をする時にとても参考になると紹介していた本だったのです。
その時には、すっごく気にはなったけど、おすすめに飛びついてばかりいるじぶんにも軸がないなという感覚もあったので、保留にしておきました。
でも、この表紙で紹介されていたのがすごく気になっていました。
それから、ブログも書かれているミニマリスト筆子さんの「1週間で8割捨てる技術」の中にも出てきていました。(筆子ジャーナル/筆子さんのブログ)
そして、平野ノラさんの断捨離のきっかけとなった本として紹介されたこの本。
これはもう、読むタイミングなんだろうな、とおもい、ようやく購入しました。それも、この表紙がいいなぁと思っていたら、メルカリで「この表紙がいい人もいるかと思い出品しました」という人が出品された直後くらいのタイミング。
ちゃんと、その時にはタイミング良くいろんなことが回るんだなぁと実感しました。
ありがたい。
「教養くらい知っていなくちゃ」を手放す
「ガラクタ捨てれば自分が見える」は、まだ読み始めたばかりなんですが、部屋のなかにあるものの見え方がなんとなく変わってきました。
読みながら部屋の中を見渡してみると、ああ、これは手放そう、と思ったものがありました。
それが、これ。
今年の春に、受けようかな、と思って買ったものです。
今年から高校で普通にお金の勉強がされるようになりましたよね。お金に関してはかなりの無頓着だし、給与明細の見方すらいまだにわからない。
昨年あるきっかけでつみたてNisaのことを知って少し勉強して、もう少しちゃんと勉強してみようかな、とおもったのが、FP3級を受けようかな、とおもったきっかけです。
でも、そんなにやりたいとおもったわけでもないし、そもそもお金のことは苦手。
準備して見たもののそこから勉強する気になれず、本棚に置いていました。でも、今年買ったばかりだし、まだチャレンジしようとさえすれば使える本。
断捨離するには、もったいない。
でも、平野ノラさんも「やりかけのものを手放した」と言われていたし、本の中にも「あまり目立たない」けど「影響力といったら多大なもの」として挙げられているのが「未完成のもの」とあるのです。
つまり、「やろうと思ってできていないもの」なんですよね。
このFP3級の本たちは、やろうと思ってできていない、やりかけのものだな、ということに気づいたんです。
もっと言うと、この本たちは、
「教養くらい知っていなくちゃ」の象徴。
「こうあるべきという思い込み」の象徴だなと気づいたんです。
ものは『心理の投影』である
もちろん断捨離の提唱者、やましたひでこさんの動画は断捨離について学ぶべく拝見はしていました。
「うち、断捨離しました」という番組があることも聞いたことはあるけど見たこともなかったし、やましたひでこさんが出演されていることも知らなかったんです。
これもまた初めて見てみたら、その中でこんなことを言われていたんです。
断捨離に挑戦するのは、長年売れない芸人を続けてきている40歳の男性。
実家に置いてあるのは、壁一面に覆いかぶさっている段ボールの箱。たくさんの物を詰めた段ボール箱が壁一面に積み上げていたんです。
それを見たやましたひでこさん。
「これは立ちはだかる壁だよね」
あ。
シンプルに、ものは投影なんだ。
そう思ったんです。
「やりかけの物を手放そう」と思っては見たものの、まだ使えるし、ととっておいた「FP3級の本」。
これは、完全に「こうあるべきの思い込み」だ。
そう思ったら、スッと本棚から取り出すことができました。
今まで何度か断捨離をしてきたものの、ただの物として捨ててきました。今の自分にはもうしっくりこないな。感覚を頼りに手放してはきたものの、その根底に流れる手放すべき指針みたいなものを明確にしてこなかったんです。
好奇心は旺盛だけど、それに紛れて「知っておくべき」「こうあるべき」が混ざっている。
そういうことに気づいていかなきゃいけないんですよね。
そういうことも全て、体感していかないとわからないことなんだなとおもいました。知ってやってみるから、腑に落ちる。
もっと軽やかに生きていけそうです。
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