ひさしぶりにミスをしてしまった。
しかもけっこうなミスを。
そこから、少し時間が経過して落ち着くことができたので、ミスをした時にどんなふうに立て直したのかを、自分のためにも記録しておこうと思います。
ミスをして落ち込んだ時の対処法として、なにか参考になれば幸いです。
①ちゃんと、落ち込む。
「え?・・・今、何やった?」
朝から忙しくて、分刻みで小さな判断をいくつもこなしていきました。優先順位を考えながら、あれをして、次にこれをして、と頭の中はフル回転で、さらに突然入ってくるやるべきことに追われて、その少し前には「脳が痺れてきた・・・」と感じていたくらい。
その直後のことでした。
いつものように声に出して確認していたにも関わらず、その瞬間自分の発した言葉が「違う」と気づいたのは。
一瞬で頭の中が真っ白になり、胃がすうっと消えていくような体が冷えていくような感覚になりました。
上司と相談しながら経過観察をして、結局大事には至らずに済むことができたのですが、大事に至る可能性もあって、ものすごく怖くなったしものすごく落ち込みました。
人間だから、ミスをするってことはあって当たり前です。だからこそ、病院では「インシデント・レポート」というのがあって、ちょっとしたミスでも、ミスになりそうな段階のものでも、書いておくことが大事と言われます。
「人間はミスをするもの」という前提で、仕事の仕組みが作られているのが病院です。
病院で書くインシデント・レポートには原因と考えられるものの選択肢がいくつかあって、それに丸をつけるような形式になっています。
そこには、「業務が煩雑だった」「体調がいつもと違っていた」「忙しかった」「マニュアルがわかりにくい」などの項目が挙げられていて、どれも人がミスをする時の状況が挙げられています。
完全に、忙しかったからだ、とは思いました。
とはいえ、忙しかったらミスをしていいかと言われるとそうじゃない。でも、忙しくていつもと状況が違っていたことも間違いではない。
対処をしていくとともにどうしたって落ち込みます。
ミスをしてしまった時に落ち込むのは仕方ないことだから、ひたすら自分を受け止める作業をします。
これは、自分を責めることとは違っていて、自分を受け止めるんです。
ノートに書き出すのはとても有効な方法で、書き出すことでどう感じているのかを客観的に見ることができるし、吐き出すこともできます。
「言うと癒える」
とも言われていて、ノートの書き出すときは誰に見せる訳でもないので、どんなことも書いていいです。「あの時のあれがこうだったから!」って思っている自分がいたらそれを書いちゃってもいいんです。
一旦誰かのせいにしちゃってもいい。
状況のせいにしちゃってもいい。
ただひとつ、自分を責め始めている言葉が並び始めたら、
「自分を責めているな」
ってことに気づいてください。
落ち込まないで次に進むなんてできないし、感情を感じないようにすることが乗り越えることではありません。
感情を感じて吐き出す、それが起こった現実を乗り越えていくために大切なステップになります。
②自分を労う。
すーーーーーーーーーっごく忙しかった。
その想いはとてつもなくあって、わたしはそれをノートに書き出していきました。何時に何があってこれがあって、そこからこうしてどうして、そうしていたらこういう声をかけられて。
ひたすらひたすら書き出していった。
そしたら、こんなに忙しかったんだ・・・。よくがんばったよね、と、記憶と感情で大変だった思いが、目の前に文字という形で物質化して見えたことで、自分をちゃんと労ってあげることができるようになったんです。
誰かに話さなければやってられないくらいの仕事量だったと思います。
でも、聞いてもらう時間が取れるまで、聞いてもらって受け止めてもらえるまで、悶々としたり落ち込んだりする時間が続いてしまいます。
書き出すことで自分を労うことができれば、その分早く自分の心も癒えていくことができるんです。
よくがんばったね、おつかれさま。
ひすいこたろうさんがYoutubeで言われていることばが聞こえてきた気がして、あの声にホッと癒されました。
寝る、ということも労うことのひとつだと思います。
体を休める、お風呂にゆっくり浸かる、ヨガニドラをする、癒しの音楽を聴く、なんでもいいです、じぶんにとっての心地いいこと、必要なことをする。
それも労う行動の一つです。
③ノートに書き出す。+気分が上がることをする。
体を休めるってことは、思っている以上に大切なことで、疲れが取れきれてないと、思考もそれに引っ張られてしまいます。
メンタルを整えるにはまず体から。
じゅうぶんな睡眠をとったら、その時点でまた心にあるものをノートに書き出します。からだが整ったら、心の中に湧いてくるものの少し変化してくると思うんです。
それをまた書き出していくことで、心の奥底にある希望が少しずつサイダーの気泡が水面に上がってくるように、ポコッと出てきてそれを書くことで掬い上げることができるんです。
プラスαで、自分の気分が上がることをすると、落ち込んでいた世界から戻ってきて、また前を向けるようになります。
人間だもの、ミスはするもの。
しっかり落ち込んだら、次への対策を立てて、メンタルを整えて、次への一歩を踏み出していきましょう。
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