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あと1か月の命だとしたら。

いっぺん死んでみるワークショップ 認定講師になりました。

一般社団法人エデンの森は、現役内科医の先生が、終末期の患者さんやご家族から学ばれたことを伝え、終末期の患者さんたちに笑っていてほしい、との願いを込めて、いっぺん死んでみる〜今を生きるためのワークショップ〜を伝えていきたい、とつくられたものです。

現在、全国で60名以上の認定講師がいらっしゃいます。

わたしも、いっぺん死んでみるワークショップを開催するために、準備を進めているところです。

死にゆく人たちとの関わりの学びの中で、ふと、あと1か月の命だとしたら、何をしたいだろう、と考えてみました。

目次

余命1か月と言われたら。

最近ストレスで胃が痛いって感じることがある。

気のせいかな、ストレスだな、絶対。

そんなふうにして過ごしてきてどれくらい経つんだろう。

ふと、いつから胃が痛かったんだっけ、と、思い出そうとするけどもう思い出せなくて、胃が痛いのが通常モードになっている気がして一瞬ゾッとする。

そろそろ病院に行ったほうがいいかな。そういえば最近食欲もあんまりない気がする。

そんなふうにして、ようやく重い腰を上げて、病院に行った。

「ストレスでしょうね」

そう言われるだろうな、そう思ってたのに。

「検査の結果、がん細胞が見つかりました。全身の検査の結果、転移しているところもありました。もってあと1か月くらいだと思います。」

は?

今、なんて?

そんなの聞いてない。

あと、1か月したら死ぬの?

・・・もし、あと1か月くらいしか残された時間がないとしたら、あなたはどんなふうに過ごしますか?

死ぬまでにやりたいこと

\\ 死ぬまでに(いつでもいいから)やりたいことリスト! //

ではなく、

あと1か月の命だとしたら、何をしたいですか?

あと1か月くらいしか、残された時間がない。

この地球上に、この体を持って、いられる時間がもう、そんなに多くは残されていない。

そうなった時、何をして過ごしたいだろう。

あえて10個、リストアップしてみることにしました。

①ぼーっとする。
②(大切なともだち)に会う。
③ミスチルのライブに行く。
④たくさん笑って過ごす。
⑤おいしいご飯をゆっくり食べる。
⑥感じたことをノートに書く。
⑦親や家族にありがとうと伝える。
⑧大切なひとたちとハグする。
⑨写真を撮ったり、歌を歌ったりして過ごす。
⑩いっぺん死んでみるWSをする。

10個目は、どうしよう・・・と考えて、認定講師となったんだから、やりたいと思っていたワークショップをやっておきたい、と入れました。

書き出してみると、どれもいますぐにできることばかりです。

「(いつか)死ぬまでにやりたいことリスト」とは、様子が違うんじゃないかな、と思います。

目の前に終わりが見えた時、穏やかな気持ちで過ごしたい、と思いました。

今、やりたいことに向けて、時間を作るのに一生懸命だったり、試行錯誤したり、あれもこれもと抱え込んだりしています。

でも、ぼーっと海や空を眺めたり、横になって天井を見つめてぼーっとしたりする時間がすごく幸せだったりすることも知っています。

時間を意識しすぎて、ぼーっとする時間を作れていないな、ということに気づきました。

それに、ご飯をゆっくり食べる、というのもそう。

朝はバタバタするし、昼はかきこむように食べて仕事に戻り、夜はみんな揃ってはいるけどテレビの音と手持ち無沙汰でスマホを眺めて食べてしまう。

3食ともにゆっくり味わって食べるのはむずかしいかもしれないけど、1食くらいはゆっくり味わって食べたい。

丁寧な暮らしって、そういう心のゆとりをもたらしてくれるし、暮らしを、日常をていねいに味わうということなんだな、と改めて、暮らすことを丁寧にしていきたいと思いました。

そう、笑ったり心地よいなって感じたり、おいしいなって、しあわせだなって感じて生きていたい。

そのために、今をていねいに味わって生きていたいんだ。

そう、考えていることに気づきました。

人によって、書き出すときによって違うと思います。

「いっぺん死んでみるWS」を受けたからこそ気づけた大切なこともあります。それは、わたしにとっては、感じたこと・考えたことを書くこと(表現すること)です。

ワークショップを受けていなければ気づいていなかった。

本当に大切にしたいと思う、本音に気づいて、それを大切にしていくことで、自分の人生を生きることができるんじゃないでしょうか。

もし、あと1か月の命だとしたら。

やりたいこと、やっておきたいことはなんですか。

誰と、何をして過ごしますか?

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