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しあわせをたくさん感じるための視点

たいていはどんな席でも、いい席だった、と思う。

ライブの席での、話だ。

近くの席だったら、狂喜乱舞するし、スタンド席だったらステージ全体が見渡せてよかったとおもう。

ご飯にしてもおなじで、普通においしかった(特別においしいわけではなくまずくもない、普通の味だった)、としても、おいしかった、とおもう。

あえて、ここが良くないとか、味付けが薄かったとか、これがどうとかっていう批判的なコメントはしないし、そこまで思っていない。

楽しかったことやおいしかったこと、楽しかったことにフォーカスして、そこをしっかり味わうのがわたしが、しあわせを感じるために無意識にしていることです。

目次

見えているものが違うのは、

「あれを良かったとおもう?」

あるできごとに対する感じかたは、人によってさまざまだと思う。

さっきも書いたように、わたしにとって最悪なできごとでもない限り、基本的にはだいたい楽しかったら、それで満足します。

本を読んでいても、この一文に出会えたことがすごくうれしい、と感じられればそれだけでその本を読んでいて良かったと思うし、おもしろかったと思うんです。

でも、人によっては、そうじゃない人もいるんですよね。

あれはいらなかった、あそこがあるせいで・・・、と良くなかったところにフォーカスする人もいます。

それは、そのものやできごとに対する期待値が高かったとも言えるし、その人の求めるものに合っていなかったとも言えるんだと思うのです。

求めているものと違う部分があることは、がっかりするだろうし、その落差はもしかしたら怒りを生むことさえもあるのかもしれません。

同じものを見ても、見えているものが違うのは、持っている価値観や求めているものの違いなのかもしれないな、と、思うんです。

だけど、そこについて語り合いたい、とは、わたしは思わないのです。

何が良くなかったか、どう良くなかったか、ここがだめだった、ということにフォーカスして語ると、せっかくの楽しかった思い出が、グレーな色に塗り替えられてしまうからです。

たとえ、全部が全部よかったわけじゃないとしても、良かったとおもう部分があればそれでいいし、その1点がすごく好きならそこを大切にしたいと思うんです。

しあわせをたくさん感じるためにしていること

どんなことにも言えるんですが、わたしにとっては、ここが良かった、とおもえるところがあればそれで十分だと思っています。

だから、読んだ本リストにおもしろかった度数として★マークを1〜5こでつけているのですが、たいてい★3つ以上はついていて、4つとか5つとかのものが多いのに、内容を思い出せないこともしばしばあります。

どんだけ適当なんだ。

でも、これは読み返したい、と思っていても時間が経つとそうでもないように感じたり、時間がたったときの自分にとっては、そう感じなかったりすることもあるので、それはそれでいいのかな、とも思っています。

それに、良かったことを数える方が、しあわせをたっぷり感じていられると思っていて。

意識してそうしているのかと言われると、そうではないんですが、もう無意識レベルでいいことの方を数えるようになっているような気がしています。

人は、意識しているものをよく目にするようになります。

新車を買ったら、街でその車を多く見かけるようになるのと同じで、意識し始めるとよく目につくようになるんです。

正しく見ていないと言われそうですが、そもそも、絶対的に正しい、も、絶対的に間違っている、もありませんよね。

立場が違えば見えるものも違っていて、視点が変われば何が正しいかさえも変わってくる。

だったら、心地いい方を選んでいたいと思うんです。

だから、わたしは良かったことを、うれしかったことを、感動したことを、しあわせに感じたことを、しっかり感じて語り合いたいと思うんです。

その方が心地いいから。

そして、最後に。

少し嫌味を含んだようなことばを聞いてしまって、苦味のような感情が残ってしまったのですが、そんな時の魔法のことばを紹介します。

わたしは受け取らないだけです。

CITTA朝活の時、青木千草さんが言われていたことばです。

嫌なことを言われても、「わたしは受け取らないだけです」と、否定も肯定もせずに流すのだと言われていました。

嫌なことって、どうしても残ってしまうし、感情を引きずってしまいます。

頭の中で何度も何度も繰り返して、逆に自己暗示になってしまうことも。

その言葉に対して、心の中で必死に言い返したりして戦ってしまっていました。でもそんな状態、心地よくない。

そんなとき、そういえば、とノートを見返して出てきたのがこの言葉でした。

受け取らない。

そうなんですねー、とさらっと流してしまうんです。

激しい流れの川をイメージして、そこにその言葉をポトン、と落とします。そして、その言葉が流れていくのをイメージするんです。水の勢いに乗って下流の方まで流れていって見えなくなっていきます。

そうすると、その言葉は流れていってしまうんですよね。

そんなふうにして、心地よくいられるために、良かったことを数えて、丁寧に味わうことを大切にしています。

その方が、人生しあわせでいられますもんね。

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