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お正月を写そう!

\\ お正月を写そう //

というCMを、最近は見なくなったような気がするけれど、かなり長年流れていたCMなので記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

樹木希林さんが写真屋さんのカウンターに着物を着て訪れて、写真屋さんから

写真屋さん「美しい人は美しく、そうでない人は・・・」

樹木希林さん「そうでない人は?」

写真屋さん「それなりに・・・」

というCMです。

最近見なくなったとおもっていたのは、わたしがテレビを見なくなったからで、今は別のタレントさんたちがされているみたいですね。

お正月を、写そう♪ といえば、樹木希林さん世代のumiです。

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写真が趣味なのに、大切な妻の写真が1枚もない。

今では、スマホでいつでもどこでも写真は取れるし、デジカメのように解像度も良くてきれいに写るスマホがあれば、あえて写真を撮る、ということをしなくなっているのかもしれません。

でも、お正月にみんなで集まるからこそ、撮っておきたいのが家族写真です。

街の写真教室に通っていたとき、先生から聞いたはなしがとても切なくて忘れられずにこころに残っているんです。

その写真教室では、写真好きな人たちがサークルのように集まって、みんなで写真を撮りに行ったり、写真を持ち寄ってプロの方に評価してもらう会を開催したりしています。

そのサークルに参加していたおじいさんの話だそうです。

おじいさんの奥様が先立たれてしまったとき、写真を趣味にしているはずのおじいさんの写真の中には奥様の写真が1枚もなかったそうなんです。

花や自然の写真はたくさん撮っているのに、大切な奥様の写真は1枚もなかったそう。

大切なひとの写真を撮ってください。

その話と、そのことばが印象的で、家族が集まるたびに、集合写真はもちろんみんなでいる風景を写真に収めるようにしています。

それは、写真が好きだから、というのももちろんありますが、生きて一緒にいられる時間が尊い、ということを知っているから、残しておきたいとおもうのです。

家族写真を撮ろう。

お正月、みんなで集まることが当たり前じゃないとこの数年間で実感した方も多かったと思うんです。

もちろん、職種によっては今も制限を強いられている人もいるでしょう。

だけど。

だからこそ、みんなで一緒にいられる時間ができるなら、その時にはみんなで家族写真を撮って欲しいと思うんです。

いつもいつもは会えなくても、また元気でこうして会おう。

あたりまえに会える奇跡を、祈りにも似た願いを込めて、笑っていられる時間を写真に残しておきたいと思うのです。

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