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ap bank fesみたいな世界

「どんな世界で生きていたいんだっけ?」

昨日は、これを意識するのかしないのかでは、ちがうんだなぁと感じた1日でした。

目次

どんな世界で生きていたいんだっけ?

突然の、施設のなかで広まったかもしれないコロナ。

前回とは違って、陽性になった職員は夜勤をしていたので、接触していた入居者はほぼ全員。となると、どこが疑わしいとかがないので、不安もやっぱり大きくなります。

仕事に入る前、朝は情報収集をして、経管栄養の準備をしながら、不安になっているじぶんに気づきます。

「ああ、不安になってるなぁ。」

でも、入居者に今、陽性者が出ているわけじゃない。

そんなときに、ふと浮かんできたのが

「どんな世界で生きたいんだっけ?」

職員に陽性者が発生したことで、日常が崩れ、いつもの仕事が倍近く手間や時間がかかるようになった今。

不安や焦りやネガティブな感情に飲み込まれることはいくらでもできる。

そんな、今、どんな世界で生きたいんだっけ、と問い直してみたんです。

ap bank fesみたいな世界で生きたい。

ずっとおもっていることがあります。

それは、ap bank fesみたいな世界で生きたい、ということです。

ap bank fesは

一般社団法人 ap bank(エーピー バンク)は、小林武史櫻井和寿 (Mr.Children)、坂本龍一の3人が拠出した資金を環境保護や自然エネルギー促進事業、省エネルギーなど様々な環境保全のためのプロジェクトを提案・検討している個人や団体へ低金利で融資する非営利団体。登記上は一般社団法人APバンク。「ap」の意味は、「Artists’ Power」及び「Alternative Power」である。

Wikipedia

という融資するための団体ap bankの資金を得るためにライブを始めたところが発端で、最初は小さなライブ会場からスタートしたイベントなんです。

それが、海の日の3連休に小林さんやミスチルの桜井さんをはじめ、東京事変のベース亀田さんや福山雅治さんのバックを務める小倉博和さんなど錚々たるメンバーが集まって、ゲストを迎えて演奏をするライブになったんです。

もとは、環境問題に端を発しているので、A SEED JAPANやgreen birdなどのいろんな団体が入って、ごみの分別のナビゲーションをしたり、ゴミ拾いをしたりしていました。

フェスに参加することで、ごみの分別を体験したり、環境活動のひとの話を聞いたり、自然豊かな場所で気持ちいい風に吹かれて音楽を聞いているうちに自然と環境意識が高まるような、そんなイベントでした。

環境問題なんて、わたしひとりが何かやったところで何も変わらない、影響なんて与えられない大きな問題だって感じていたのが、じぶんと地球が繋がってるんだって体感できたイベントで、その、体感がきっかけで、環境への影響を考えるようになりました。

当時は、エコバックを持っていることの方が違和感のような目で見られることが多かったです。

そんな、地球に想いを馳せるイベントは、桜井さん曰く「スマイル指数100%」で、参加者がおたがいを思いやりながらそこに存在している、というような空気で満たされていたんですよね。

普通は、「ライブ演奏者」と「観客」という関係でしかなかったものが、「観客」ではなく「参加者どうし」という仲間意識のような感覚があって、お互いを思いやる優しい空気に満ち溢れていたんです。

ap fesも携わるひとが変わっていき、時代も変わり、演奏形態も変わり、、、と変わっていっていますが、最初の頃のap bank fesのこのあたたかい空気はほんとうに心地よくて大好きでした。

そう、思いやりのある、やさしい空気で生きていきたい、そう改めておもったんです。

to Uを脳内BGMにしてみる。

2007年、7月。

7月の台風は強い、と言われ、まさにap bank fesが開催されるその時に静岡あたりに影響が出て、作られていたセットは一旦崩され、3日間あるはずのフェスは3日目のみの開催になったことがありました。

キャンプサイトに泊まるはずだったひとたちは体育館のような場所?に宿泊していたみたいで、フェスが開催されるかもわからないなか、みんなで過ごしていたんだと思います。

そこに、bank bandのメンバーがやってきて、曲を演奏? だったか、歌ってくれたんだったかな? そんなサプライズがあったみたいなんです。

メンバーだって、相当な量の練習を重ねてきて、リハーサルも重ねてきて、2日間も中止になって悔しかったはずなのに、キャンプ予定のひとたちを励ますためにできることをするなんてすごくすてきだなぁって感動しました。

朝の、経管栄養の準備をしながら、その時のことを思い出したんです。

やっぱりわたしもap bank fesみたいな世界で生きたい。

そうおもった時、テーマソングとも言えるような曲を思い出しました。

「to U」

という曲です。

また争いが 自然の猛威が 安らげる場所を奪って

眠れずにいるあなたに言葉などただ虚しく

to U/BankBand

悲しい昨日が 涙の向こうで

いつか微笑みに変わったら

今を好きにもっと好きになれるから頑張らなくてもいいよ

今を好きに もっと好きになれるから

あわてなくてもいいよ

to U/BankBand

そうだ、これだ。

この曲を脳内BGMにして、仕事をし始めたんです。

そしたら、仕事が終わる時、もちろんちくっとした気持ちになることはあったんですが、爽やかなきもちで仕事を終えることができたことに気がついたんです。

やっぱりじぶんの心がたいせつなんだなって、感じました。

どんな世界で生きたいのか。

そんな世界を感じられる、手がかりみたいなものがあるといいのかもしれません。

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