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音楽にしか流せないもの

昼休みにふとTwitterを開いてみると、「あんまり覚えてないや」がトレンド入りしていました。

・・・なぜに?

と、おもってタグをたどってみると、どうやら「関ジャム 完全燃SHOW」という番組の「お酒にまつわる13曲」の中で、スキマスイッチの大橋さんが取り上げてくれていたらしい。(どの立場?)

目次

お酒にまつわる曲としての選曲

スキマスイッチは、ap bank fes’05(ap bank fesの始まった年)から出演していて、その上ミスチルのマニアックな曲を一緒に演奏してくれるから、ファンにとってはとてもとてもありがたい、大切な存在です。

なにしろ、ミスチルのライブであまりしていなかった「旅人」という曲を、ap fesで一緒に演奏してくれたおかげで、ライブでも演奏してくれたっていうできごとがありました。「スキマスイッチが一緒に演奏してくれたからだよ」とはひとことも言ってませんが、ap fesの影響は大いにあるとおもっています。「旅人」はわたしにとって、人生のテーマソングにしている大事でだいすきな曲なので、勝手に恩人的存在だとスキマスイッチのことをおもっています。ありがたや。

そんなマニアックな選曲をしてくれるスキマスイッチだから、ミスチルが好きってことはとてもとてもわかっています。(仲間だねー)

その大橋さんが、お酒にまつわる曲として挙げていたのが「あんまり覚えてないや」だったんですね。

ハッシュタグを辿ると、ライブ映像がアップされていました。

HOMEツアーの時の映像で、振り返ってみるといちばん参加したツアーなのにあんまり覚えてないや

大橋さんも言われてますが、お酒を飲んだとは言ってはないんです。でも、朝、フローリングに君の服が落ちていて、何も覚えてなくてもったいない、ってそれもう、せっかく抱いたのにお酒飲んで酔っ払っちゃってて覚えてなくてもったいないってことですよね、そうですよね。

日常のことを描いているようなふりしてるから、「あるよねー、わかるわかる」なんて曲の世界に入り込んでいたら、この些細な日常こそがどれほどたいせつなものかってことが突きつけられるんですよね。

そういう世界の作り方、ほんとうに天才だとおもうんです。

もし、心の中にもやもやがあり、それを言葉に例えるとするならば、匂いを伴ったものにするとか、まずは体感から書いていけば、より伝わりやすいものになる。

Mr.Chidren 道標の歌/小貫信昭

と、本の中で桜井さんも言っていますが、音楽でこころもからだも開いたところに、五感を感じられる表現を入れてくるから、ほんとうにすぅっと心の奥に入ってくるんですよね。

桜井さんが彼氏になる曲

お酒にまつわる曲といえば、ミスチルファン(女子/心はまだ女子)ならこれでしょう。

もう1杯ビール飲むか?

赤くなったっていいじゃない たまにゃ理性を捨てんのもいいぞ

化けの皮を剥いだ 君を愛せるのは そう俺ぐらいなもんさ

heavenly kiss/Mr.children

そんなこと言われて落ちない女がいるもんですか。

お酒飲んで赤くなるの嫌だから、この曲を聴いたら一瞬にして落ちますね。はい。

ビールは苦手なので、年に数回あるかないかのお酒を飲むときに必ずといっていいほど、頭の中に流れてくる、幸福ソング(じぶんを幸福にしてくれるソング)です。

やる気を出してくれる曲

お酒にまつわる、と言われると、お酒にまつわるかどうかは微妙ですが、ビールつながりではこの曲も外せません。

プリン体の存在を知れば 選ぶビールを変える

日本中がみんな みのもんた 生き抜く秘訣を手にしたい

だけど昨日 夜が明けるまで 浴びるほど呑んで

なぜかそれ以来調子いいんだ

どういった理由かは分からない

実際 そうだったんだからそれでいい

跳べ/ Mr.Children

正しさより楽しさですよね。

こうしなきゃとか、こうするべき、とかこうした方がいい。

なんてそんなことはわかってるわけで。でもそれを超えたところで、じぶんの心が喜ぶことができたら、それで、もやもやしてたものが吹っ切れたらそれでよくて。

そしてこう続くんですよね。

跳べ! イメージの羽 ばたつかせて

失敗を前提にした言い逃れを引っこ抜いて

呪縛を解け! 滑り台の上 ベンチの上

思い立った瞬間 そこは出発点 跳べ 跳べ

跳べ/Mr.Children

いやもう、やるしかないでしょ。

こんだけ背中押されたら。

そう、いつも不安で足踏みしてしまっているじぶんや、怯みそうになっているわたしたちの背中を押してくれるんですよね。

だから、失敗しても歩いちゃう。

性懲りも無くまた、やってみたいと思ったら踏み出しちゃうんです。

「行動力あるよね」と言われることも多いんですが、失敗も挫折も多くて、それでも踏み出したくなっちゃうのは、ミスチルの音楽のおかげなのかもしれません。

人生のテーマソングとお伝えした「旅人」。

どうせ駄目ならやってみよう

旅人/ Mr .children

このフレーズだけは、ずっとずっとずーーーっとじぶんの中に軸として存在していることばです。

ap bank fesで東京スカパラダイスオーケストラの谷中さんが「音楽にしか流せないものがあると思っていて」と言われてましたが、ほんとうにそう。

音楽にしか寄り添えないものも、音楽にしか押せない背中も、音楽にしか流せない感情もあって、じぶんが心地よく寄り添ってもらえるって感じられるものがあると、きっと大変な日常もなんとか生きていけるような気がしています。

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