「誰も見てないみたいに踊ってください!」
そう言って、踊ってくれる写真家さんがいるでしょうか。
「ダレオド」という写真集を出されたときに、宇部の山本写真機店に来てくださって、その時の1枚がこれです。
「誰も見ていないみたいに、踊って」
アメリカのスーパーで見かけたどこかの牧師さんが書いたことば。
それを「ダレオド」と言うタイトルで、作品になった写真集。
カメラ好き・写真好きが集まる、山本写真機店には、中川正子さん目当てでたくさんのひとが集まりました。
とはいえ、プロの写真家さんに写真集に絡めて「誰も見てないみたいに踊ってください!」なんて今おもえばなんていうことを・・・! っておもうけど、それでもさらりと、踊って見せてくれる中川正子さんがわたしはだいすきなのです。
はたらくということ
「遊んでるように見えるけど、どうやってはたらいてるの?」
と、ともだちに言われたという正子さん。
フリーランスのフォトグラファーだから、9時→17時のしごとじゃないし、たのしそうにしごともプライベートも表現してるし、何より写真がすばらしい、から、しごとをしてるようには見えないのかもしれない。
たしかに、仕事というと、上司の愚痴は出るし満員電車はイライラするし、時間に追われてストレスフル、なイメージを抱いているひとは多いですよね。
でも、フリーランスだからこそ、大変なしごとは好きなひととしかやらないって決めていたりして、心地よくはたらくことができているんだとおもうんです。
それって、覚悟とも言えるし、決めるだけとも言える。
明日の収入が不安だと、そういうはたらきかたは向かないけれど、これからはそういうひとが、いやもう増えてきてるような気がしますよね。
何より、
遊んでるみたいに真剣にっていうのが、いちばんレベル高いってこっそり思ってる。まじめな顔してやるよりも😉
中川正子さんInstagram
って言ってるところが、もうだいすき。
わたしもまだまだそんなにたくさんの遊んでるみたいにできているしごとってないんですが、工夫したりあれこれ試したりしてやるしごとって楽しいですよね。たいへんだけどやりがいはある。
ピュアでいること
おしゃれでキュートでピュアな中川正子さん。
かつてされていたブログ「ナカマサニッキ」の頃から拝見しているのですが、とにかくまわりへの愛と感謝にあふれたひとなんですよね。
インスタグラムでも、
わたしにできることは、健康でいることと感性を摩耗させないこと。あと、すべてに感謝すること。
中川正子さんInstagram
と言われているみたいに、感謝はもちろんだけど、感性を大事にしているってところがやっぱりそうだよなってあらためておもうんです。
写真家さんは感性がだいじな仕事だからでしょ、とおもうかもしれないんですが、そうじゃなくてもやっぱりどんな仕事でも完成によって、しごとの上での個性も出るし強みにもなるとおもうんです。
誰にでもできるしごとをするのか、じぶんにしかできないしごとをするのか、では、じぶんが満たされるかどうかも違ってくる。
それに、どんな経験をして、どんなふうに感じて、どんなことを考えて生きているかとかもふくめた自分自身が、どんな仕事としても滲み出てくるものだと確信してます。これ、絶対。
しごとに人間性は、絶対出る。
だからこそ、ピュアでいたいし、感性も磨いていたいなとおもいます。
「ハグしていいですか?」
とおもいきって聞いてみたら、オッケーしてくれて、「ナカマサニッキの頃から読んでました!」と言ったら涙ぐんでくれる、ピュアでキュートで透明感あふれる中川正子さん。
今もこれからも、きっとだいすきで、尊敬してます。
わたしも、誰も見てないみたいに踊って生きていきたいです。
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