なんとなくモヤモヤしていたり、悩みがあるときには、本屋さんに行ってぼーっとたくさん並ぶ本棚に向き合い、ヒントになりそうなものや、答えのような本を探すのが好きですが、最近は街灯さえもほとんどない田舎に暮らしているため、そういうこともあまりしなくなりました。
最近は、インスタグラムでおもしろそうな本を見つけたり、気になるハッシュタグを辿っていったところで出会った本を読んだりすることも増えました。
これは、どうやって発見したかは覚えてないけど、たぶん、朝起きるのがつらくなって、からだもきついなぁと思っていた時期だとおもいます。
主人公も、膠原病。
SNSやネットで見つけた本ってなかなかパラパラめくれないから、すぐに買うのってできないですよね。
最近では「(本のタイトル) 試し読み」とかで検索すると出てくるので、少しだけ読んでみたり、感想を見たりして買うかどうか考えたりします。
それでも、実際に手にとったほうが感覚がわかるんですが。
それでも、読んでみたいとおもったのは、主人公の境遇。
膠原病ですぐに風邪をひいてしまう、体力もなくて週4日のパートで働く麦巻さとこ。
膠原病・・・。
膠原病で疲れやすく体調をくずしやすいってもはや、じぶんと重ねないはずがないですよね。
疲れやすくて、仕事から帰ったらソファに倒れ込むようなところとかは、ほんとうにじぶんを見ているみたいで、「そうなのそうなの!わかるーーーーー泣」ってなりました。
膠原病にもいろいろあるし、ほんとうに症状ってひとそれぞれだから、なんとも言えないんだけど、割と疲れやすいって言ってるひとは多いとおもう。
この麦巻さとこさんの主治医も「あなたくらいの症状だとふつうに働けるんだけどね」って言う場面があるんだけど、わたしの場合も病気のコントロールはできているんだけど、それでも自覚症状、じぶんの体感覚として、突然からだが重くなったり、手足の先がしびれて感覚がなくなったりとか、病気の数値として出るものとは別の症状があるのも事実です。
こんなふうに漫画で読むと共感できる部分が多くてとても安心できるのです。
運が巡ってきたときのために少しでも元気になっておきなさいよ
収入が減ったことで、団地に引っ越し、その団地のオーナーさん(92歳のおばあちゃん)とその息子と触れ合うことで、薬膳の存在を知り、薬膳を暮らしに取り入れることで変化していくんです。
自覚症状でしかない、「疲れやすい」「だるい」「きつい」とかって、周りからはどこも悪そうに見えないから、怠けてるように見られそうで不安なのも事実です。
実際、軽く言われる心ないことばでつく傷は半端ないし、そういうことばって繰り返し繰り返し刃を向けてくる。
じぶんでも、「ほんとうはもっとできるんじゃないか」とか「もっとやりたいことがあるのに」と動かないからだで涙する日もあるのです。
だけど。
団地のオーナー、92歳のおばあちゃんは言うのです。
「運が巡ってきたときのために少しでも元気になっておきなさいよ」
元気を出せと励ますでもなく、
具合が悪いことを責めるでもなく、
ただ、そっと寄り添うようなそのことばに、こころがやわらぐのを感じます。
こころに寄り添ってもらうことでひとは元気になれる。
からだとこころはつながっているので、体調を崩しているときや疲れがたまっているときには無理に元気を出そうとしないで、休んだらいいとおもいます。
こころに寄り添ってもらえるものを、そばに置いておくと、
それはもちろん、本だけではなくて、
お花でも、アロマでも、音楽でも、好きな動画でも。
からだを休めながら、すきなものに触れていると、そのうち回復してきます。
焦りは禁物。
わたしはよく、からだがつらいときには活字を読む元気もないので、癒やし系の動画を見ながらぼーーーーーーーっとします。
それは、無駄な時間じゃない。
「体力を回復している時間」なんです。
寄り添ってくれるものをそばに置いておくのも大切かもしれませんね。
コメント