「本を読むと、生きて経験できるよりも多くの人生を経験できるんだよ」
高校生の頃に通っていた塾の、英語の先生がよく言っていました。英語の先生なのに、文学や本に詳しくて、「朝起きてすぐに「マクロ経済学」(難しい本)を読んでるんだよ、ははは」と自慢げに語ってました。
ひょろくて、いつもたばこをプカプカ吸っていて、問題を問いている横を通りながら「こんなこと書いてるバカがいるけど」みたいな問題発言を正々堂々とするような先生だったけど、「雪のひとひら」とかの自分では選ぶことのない作品と出会わせてくれたことはとても感謝してます。
SNSやネットでも、興味ある本に出会うことはできるけど、本屋さんでなければ出逢えない本もたくさんある。
先日、都会の本屋さん、もう、田舎とはくらべものにならないくらいの本屋さんでひさしぶりに、ジャケ買いというか、ピンときてお持ち帰りしてきました。
2冊は待ち時間に読もうと思って持っていったもの。もう2冊は、というか1冊は毎日なんらかのワークがついている、いわば自分に向き合う手帳みたいなもの。
もう1冊は、ヨガニドラ?
最近、というか1年くらい前からヨガ哲学に興味があって、読んでみたいなと思う本はあるものの、なかなか手にとって見てみることもできず。そんななか、本屋さんに置いてあったヨガ哲学なのか、ヨガ系の本で、自分を大切にするとかそんな内容のものが書かれてある感じで、気になったので購入しました。
とはいえ、本好きあるあるで、積ん読がたくさん・・・。
なぜなら、8月にやってきたいわた書店の岩田さんに選書してもらった本がまだ何冊かある。
読めてないのかと言われると、そうでは全然なくて。読んでいくうちに、だんだんやりたいことや学びたいことがはっきりと見えてきて、そして、別の本に手を出したり、行動したりしていく始末。
そんなふうにして、一万円選書のおかげで人生が動き始めて、スピリチュアルケアの研修に行ったらもう、やっぱりこれ読みたい、と思って、数ページ読んでベッドサイドに置いておいたこの本。
いろんなひとの人生があって、たくさんのひとを見送ってきた訪問看護師さんの最期、になるのかな。たぶん、そう。
早く続きを読みたくてうずうずしてます。
読みたい本があるってしあわせ。
じっくり本を読み耽る時間があると、もっとしあわせ。
スマホを手放して、本の世界に浸る時間も至福のひとときです。
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