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2023年のはじまり

\\ 2023年、あけましておめでとうございます //

看護師という仕事を始めてから、年末年始にゆっくりと過ごしたことがほぼないので、いつも新しい年に切り替わってもいつもと変わらない日常、という感覚です。

目次

年末、最後に全出しをもう一度。

「ちょっと全出ししてみよう」

1日1捨の100日チャレンジは、実は途中からほぼできていませんでした。

気がついた時に捨てる、くらい。

でも断捨離や部屋に関する本を読み、断捨離の動画やテレビ番組を見てはモチベーションを上げてまた断捨離をする、という感じで、まいにちはできないけど、まとめてする、という感じで続けていました。

だいぶ捨てたもんな。

部屋を見渡しても、心地悪い、とか、このあたりの空気が重い、というスペースはあまりなくなってきていました。

そんな時でした。

年末の断捨離のスペシャル番組で、青木さやかさんが断捨離をしていたんです。

Youtubeで断捨離していたのは見たことがあったので、その続きってどんなだろう、と気になりました。

自分としては、だいぶスッキリしたし、それを保っている。

でも、まだできるところがある。

まだ。

と、突っ込んでいくやましたひでこさん。

もう無理、そう思ったところからさらに奥に進んでいった先にある変化を見たこと。

そして、

もう無理、と思いながらもやり遂げた54回の太陽礼拝を終えた経験。

じんわり体に広がる心地よい疲労感が、「まだできることあるかもよ」と訴えているようにも感じ、

「全出ししてみよう」

と、何度かやったことのある、本棚を全出ししてみることにしました。

旅先のカフェでわくわくしながら眺める本棚にする。

一度やったことがあるとはいえ、さすがに実際本棚に入れてあるものを全部出そうとすると、うっと詰まるものがありました。

なにしろ量が多いんです。

壁一面の本棚がある部屋に憧れていたし、今も壁一面の本棚を見るとうっとりします。

そんなだから、もう本はあって当たり前。

思い切って何も考えずにどんどん、床の上に広げていきました。

一度何もなくなった本棚を見て、少しその空間を感じてみます。

何もない、本が一冊もなくて、ディスプレイもない本棚。

なんとなく、空間が広がっているような気がして、深呼吸ができる感じがします。

ここから、今までとやり方を変えました。

の、自分がときめくもの、大好きな本を選ぶ。

いつか必要になるかも、ではなく。

誰かが言っていたとかでもなく。

今、の時間と、自分、という判断基準。

これをしっかり意識して、まず、大好きな本から選ぶ、ということを始めました。

そして、選んだ本を、この本棚の主役は何にしよう、という視点で飾り始めたんです。

一番ときめくものを中心にして、そこからどんな本棚に育てよう。

わたしが一番わくわくする本棚は、旅先の小さなカフェに入った時に、好みの本がたくさん並んでいる本棚です。

目指したのはそんな本棚でした。

からっぽの本棚が気づかせてくれたこと。

今までは、選んだ本は全部なんとかして入れていました。

だから本棚から実ははみ出していたものもたくさんありました。

でも、全出しした本棚を見た時に感じたあの感覚。

やましたひでこさんが、よく断捨離してる人のおうちで、何もなくなった空間を見て、「この感覚、よく感じてね」と言われていました。

そう、あの感覚が、わたしにブレーキをかけたんです。

これ以上、つめこみたくない。

そう、わたしは、まだ足りない、これが必要、とあれもこれもたくさんの武器を身につけようとしてきたことに気がついたんです。

それは、じぶんのこともそう。

いっぱいいっぱいになるまでたくさんのことを抱え込む。

でも、もう、

つめこみたくない。

からっぽになった本棚が教えてくれたことは、いっぱいいっぱいになるほどに抱え込んでしまうじぶんの性格と、いっぱいいっぱいになるまで、つめこみたくないんだ、という本音でした。

そんなじぶんに気づいたわたしは、この空間を維持するために、さらに絞り込むことにしました。

そうすることで気づいたのは、いっぱいいっぱいだった本棚に余白を作ることができたってことは、なんでも抱え込む癖を手放して軽やかに生きることもできるんだということ。

大切なもの、必要なものを、自分の感覚を信じて、他を手放すこと。

それは、大切なものを大切にする、じぶんのエネルギーを保っておくことができるってことじゃないかとも感じました。

2023年、始まったばかりですが、余計なものを手放して、軽やかにいろんなものを楽しんでいきたいと思います。

本年も、よろしくお願い申し上げます。

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