4月はがんばった。
新たな役割が加わり、思った以上に体に負担がかかっていて、朝起きられない日が続いていていました。
ものすごく久しぶりにできたヘルペスもなかなか治らず、ときどきパソコンを立ち上げてブログを書く。
久しぶりに、ブログ、書こう。
そう思ってパソコンを開いたら、「誕生日、えりこ」と表示されて思い出したのです。
そう、今日わたしは誕生日だったのです。
広い世界に出たい。
思えば、中学生の頃から「外に出たい」となんとなく思っていました。
口に出せば叶うもので、中学生の頃にアメリカのスポケーンと言うところにホームステイに行くことができたのですが、環境の変化と人といることや移動やもろもろに疲れたわたしは「ゆっくりしたい・・・」と思い、辞書を片手にホストファミリーに伝えようと試みました。
指差した先は、「slow」
「ゆっくりしたい」の言葉通りの場所を指差し、ホストファミリーに「?」な顔をされたのは言うまでもありません。
言葉の通じない世界に、あっけなくホームシックとなり、撃沈した苦い思い出となったのでした。
そんなこんなで、撃沈しつつも飛び出て行かずにはいられない性分だったことが幸いし、いろんな人との出会いやいろんな経験をして今に至っているのはほんとうにしあわせなことだなと思うのです。
いろんな価値観があるし、いろんな世界がある。
いい悪いじゃなくて、そんな世界もあるんだなって知っているだけで、自分の選択肢が広がるんですよね。
それがおもしろくて、そして、選択肢が増えることが、自分の心の中の閉塞感を解放させてくれるようにも感じています。
出会いによって人は変われる。
「そんな働き方あるんだ・・・!!」
新卒1年目か2年目で、一緒に上京した友達が仕事を辞めてパートで働き始めました。大学病院に就職した友達は、1年足らずで辞めて、今度は看護師としてではなく、企業の保健師としてパートという働き方を選択したのです。
まずは3年勤めて、次の病院に行って、と自分の中でのステップアップの計画を立てていたわたしにとって、その友達の選択は目から鱗が落ちたような感覚でした。
看護師という仕事が、心底嫌になったわけではないけれど、理想だと思っていた世界がそこにはなくて、ちょっと看護の世界から離れてみよう、そう思えたのはその友達がいたからでした。
「行き先を決めない旅」をしようと、最初の地として与那国島を選び、そこから先は流れに任せよう、と始めようとした旅は、旅の開始直前にミスチルのツアーが発表され、ツアー開始の5月4日には初日である福岡に参加するべく、旅の終わりがあっけなく決まったのでした。
それでも、1ヶ月の間は人との出会いや気持ちに合わせて沖縄を巡りました。
それから数年、あんなに大好きだった沖縄に行くこともなく、2012年、久しぶりに訪れた宮古島で、ヒッピーみたいな格好をした宿のお手伝いのお兄さんや放射線から離れるために一時的に着ている小さい女の子とお母さん、宿で暮らしている女の子などたくさんの人に出会いました。
そこで、陰陽の話をチラッと聞き、「バランスが大事なんだよ」と教えてもらったのでした。
「まだ知らない世界があるし、まだできることはたくさんある」
そんなふうに、宿題を抱えて戻った2012年の10月、テレビで心屋仁之助さんを見て、心理の世界に入っていったのでした。
ふつうにテレビを見ていただけだったらなんとも思ってなかったかもしれない、あの番組も、旅の余韻を感じながら見たからこそ、刺さるものがあったのかなと思うのです。
聞くことばも、
いい話も、
その時の自分の状態によって受け取れる量や質が変わってきます。
感覚が閉じていれば何も感じないかもしれないし、
感覚が開いているとドバッと入ってくることもある。
すべてはタイミングだし、いいタイミングですばらしい人やことばに出会えているのはほんとうにありがたいことだと思うんです。
どんな世界で生きたいかを意図する。
そんなわたしの人生のテーマソングは、
Mr.childrenの「旅人」です。
どうせダメならやってみよう
数えきれぬ絶望を味わった 夢を追う旅人
この人生を全うせよ
やってみる、原動力はここ。
どうせダメでも、やってみたい。
全身性エリテマトーデス(SLE)という難病になって、疲れやすい体になってしまったけど、発症当時と比べると5年かけてこんなに元気になったなぁと思うのです。
仕事から帰ってくると、ソファで横にならないと耐えられなかったあの体が、だるさがきつくてから嘔吐が出るほどだったあの体が、今は帰ってからでもまだ動いていられるほどに元気になっています。
まだまだ、できることはある。
どんな世界で生きたいか、自分で決めることができて、そしてそれは、自分で意図するかしないかにかかっています。
今入ってくる言葉は、それを後押ししてくれるものばかり。
これまで出会ってくれたたくさんの人に感謝をしつつ、これから先、どんな世界で生きていくのか、意図して生きていきたいと思います。
これまでにいただいたたくさんの経験と感覚を、どんな形でお返しできるのか、活かしていくための1年にしていきます。
これからも、よろしくお願いいたします。
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