「行動力あるよね」
そんなふうに言っていただけることはよくある気がしていて、それは自分でもたしかに、と思う。
思い立ったらいてもたってもいられない性分で、それはがんばってしているというよりも、「動きたい」と思ったら、動かずにはいられない、というだけなのだけど、行動することでしか人生は変わらないとも思っているので、もしかしたら誰かのヒントになるかもしれないと思って、掘り下げてみることにしました。
あこがれる人、好きな人をリストアップしてみよう。
まずは、憧れる人、好きな人をリストアップしてみることからはじめたいと思うのです。
芸能人だったら、誰が好き?
どのアーティストの曲をよく聴いてるんだろう?
この作家さんの小説は、好き、なんていうのもそうだろうし、この漫画はダントツに好き、とかもあるかもしれません。
有名な人で思いつかなかったら、職場のあの人は好きだけど、あの人は嫌い、そんな中から好きな人を探してみてもいいかもしれません。
この友達は好き、とか。
何人か思いついたら、その人のどんなところが好きなんだろう、って考えてみるんです。
たとえばわたしは、芸能人でも顔で好きになることはありません。
ミスチルの桜井さんは、最初は声や楽曲で好きになりましたが、その人間性や考え方が調和・平和・愛がベースになっていて、黒くて汚い自分も受け止めてくれるような世界観に尊敬し、魅了され続けています。
大谷翔平選手もそう。
関わってくれる人にも周りにも感謝をしながら、自分を丁寧に整えていくその姿勢を心から尊敬します。
職場の人もそう。
自分の軸があって、媚びない、とか、向上心があって、学びを深めていたり、やりたいことをやっているところや、ネガティブをポジティブに変換(嫌なことも笑いで昇華してしまえるところ)できるところなんかを尊敬していて、そしてそんなところが大好きなのです。
そういうところって、実は自分の中にもあって、それこそが自分にとってのセンサーなんですよね。
そのセンサーをことばにしてみることがまず、最初の一歩になると思うんです。
センサーが反応したひとやものに近づいてみる。
自分の中でなんとなくは存在しているけど、はっきりとは自覚していなかったそのセンサーを、ことばにすることで、目に映る世界の中でそういうひとが光って見えるようになるんです。
よく言う、自分が妊娠すると街の中に妊婦さんがたくさんいることに気づく、とか、それとおなじです。
こういう人が好きなんだなっておもうと、そういうひとが頭の上にライトを点滅させているみたいに、見えてきて、「あ、このひと、好き」みたいに「好きセンサー」「憧れセンサー」がしっかり反応し始めます。
そうしたら、いちばんはその人に会いにいくのがいいと、わたしは思っていますが、会いにいくのはそう簡単でもないかなとも思っていて。
まずは、その人の作品に触れる、というようなことをします。
本を書いているひとなら、その人の本を読む。
何かの作品を作って販売している人なら、その作品を買うとか、展示会に行って触れてみる、とか。
アーティストならその音楽を聴く、絵画を見る、漫画を見る、映画を見るなど。
魅力的だなとおもった人の、空気を感じられるものに近づいてみるんです。
においを嗅ぐ、みたいな感じ。
そして、うーん違うかな、と感じたら、それはそれでいいし、あ、やっぱりこのひと、好きだ・・・と思ったら、さらにもう一歩近づいてみる。
好きだと思う人も、憧れるなって思う人も、完璧じゃないし、いろんな面を持ってるから、「この人のこういう部分は好きで憧れるけど、ここはちょっと合わないかもしれないな」そんな感覚でだいじょうぶ。
信じるべきは、自分の感覚、自分のセンサーなんですから。
いろんな面を持っているってことを前提で、眺めてみるといいと思うんです。
憧れや好きだと思う人やその作品なんかに触れてみて、そのセンサーがもっと大きく反応し始めたら、それは「GO!」のサインです。
あとは少しずつ、その人に触れる面積を大きくしていくだけだし、その人に触れる深さを深くしていくだけ。
そんなふうに、憧れや好きな人に触れる度合いが高くなっていくと、いてもたってもいられずに、
/
なんとかして、会いたい!!!
\
と、会いに行っちゃう、というのがわたしの行動力の源なのです。
本や作品に触れていって、さらに染み込ませていくにはやっぱり声を聞いたり、会いに行ったりするのはすごく効果的だと思います。
だから会いにいきたくなってしまうんですよね。
いきなり会いにいく、と言うのはハードルが高くても、その人の作品や空気を感じられるものに触れていくっていうのは、行動していくための、ひいては、人生をもっと楽しんでいくための大きな一歩になるんじゃないかと思っています。
ぜひ、じぶんのセンサーを見つめてみて、あなたの目に映る世界にキラキラしているひとをたくさん見つけてもらえたら、と思います。
今日の記事が、何かのヒントになれたら幸いです。
コメント