こんにちは。
8月の中旬から、わたしのはたらく施設にコロナの波が押し寄せて、休日も心休まることもなく、その波が引いてもなお、休日は1日中ぐったりしていることが続きました。
こりゃいかん、と、突然できた連休に、急いでホテルを予約して、ホテルステイをしてきました。
疲れきったらなかなか復活せず、疲れる前に休むって大事だなって痛感しました。
わたしは誰のことばを話しているんだろう?
自分で考えたことを話しているつもりなのに、気がついたら誰か偉いひとのことばとか、権威のあるひとの言葉を引用して話していることが多いなってことに気がつきました。
気がついたのは、人生リセット期だった、SLEになって療養していた2018年末頃。
自分でなにかを考えるための指標みたいなものが必要なのかもしれない、と思い始めたのがこの頃です。
それまでは、このひとの言うことが正しいんだ!と思ったら、そういうことを口にしていたし、おそらく価値観の根っこにあるのは親から譲り受けたものだろうとも思っていました。
親や先生と呼ばれるひとたち、もしくは、じぶんが拠り所にすると心地よいことばをくれるひとたち。そんなひとたちのことばが、正しいんだろう・・・と思いつつも、心の奥底ではつじつまが合わないこともあったりして、納得できないこともありました。
『いい子』を演じることに慣れすぎていて、どんなふうに言えばほめられるのか、どんなことばを使えば評価されるのか、いい点数がもらえるのか。
そんなことばかりを、それも、無意識のうちに考えて生きてきたから、あたりまえの結果だとおもいます。
でも、そんなわたしでも、《 じぶん 》がないわけではありません。
じゃあ、わたしは何をものごとを見るときの判断材料にしているんだろう。
迷ったときはどんなふうに考えて、行動していけばいいんだろう。
わたしにとっての人生の柱とか、根底に流れる価値観みたいなものってなんだろう。
そう考えたとき、ヒントになりそうだとおもったのが後々出会う、ヨガ哲学でした。
ヨガ哲学やヨガに触れていくなかで、経営者の方の考えに触れて、経営者ってそんなふうにものごとを考えてるんだっていうことにびっくりしました。
経営者の教えを学びたい
経営者の考えかたに興味をもったとき、SNSでこの方の本が紹介されているのを目にしました。
正直、稲盛和夫さんのことは全然知りませんでした。
でも、なぜか気になったんです。
積ん読が溜まっていたのに、気になるからっていう理由だけでまた新しい本を買うわけにはいかない、と2ヶ月くらい気になるまま購入に至らずに過ごしていました。
そしていろいろなことが動き始め、本屋さんで見つけて試し読みを何度か繰り返したとき、どうしてもやっぱり読みたい、とおもい、購入しました。
そこにははっきりと理由がありました。
宇宙の法則を、経営者から学ぶ。
もともと、スピリチュアルが大好きだから、引き寄せの法則とか、宇宙の法則とか、潜在意識とか、そんな話が大好き。
でも、スピリチュアル好きな仲間と話していると、どうしてもふわふわした考えの方に偏ってしまって、地に足がついていない感覚があったのです。
話はすこしそれますが、心理系やスピリチュアル系で仲良くなるひとたちは、基本、小さい頃から我慢したり人の顔色を伺って生きてきたひとがとても多い。
そうすると、
好きなことしよう!
嫌なことするのはやめよう!
我慢しなくていい。
がんばらなくていい。
ということばがたくさん出てきます。
もちろん、そのことばに私自身救われてきています。今も。
でも、「好きなことしよう!」と他の人への迷惑顧みずに自分たちだけが楽しんでいるひとたちを見ると、それってどうなんだっけ?好きなことしていれば、他のひとに迷惑かけてもいいんだっけ?と、言われていることと、自分のなかの正しさや信じる道との葛藤が起こってくるんです。
じゃあ、どう考えたらいいんだろう?
ということと、
やっぱり宇宙の法則ってあるんだ!しかも経営者が言っている!(スピリチュアルな人ではなく)
という、信じたいことと葛藤が起きていたことをどこですり合わせていけばいいのかっていうことのヒントがあるんじゃないかって思ったんです。
魂を磨いていくこと
心に描いたものが実現していくという、宇宙の法則は、ある。
スピリチュアルな人が言うのではなくて、まったくの違う分野のひとが言うんだから、そうなんだとおもう。
困ったときや迷ったときの判断に、「生きた哲学」が必要なんだと稲盛さんは言うのです。
働くことで魂は磨かれていって、どうしたらいいか迷ったときには人間として正しいか、正しくないか、そして、大きな視点でみるとどうか、そんなふうに考えていくといい、と言われています。
「利他」ということも。
自分の欲求を満たすためだけじゃなく、誰かのために、愛をもって行動することがたいせつなんだよ。そして、今与えられているこの環境に感謝をしなさい。そう言われているように感じました。
付箋が多すぎて、読書ノートに書くのに時間がかかりそうですが、また読み返して何度も何度も触れていたいとおもいました。
少し前、本屋さんで「稲盛和夫さん追悼」みたいなことばとともに、稲盛さんの本が並んでいました。
ご存命でいらっしゃったのですね・・・。
偉大な存在はもう亡くなられているひとが多いので、ご存命だったことにびっくりしました。まだ生きていらっしゃる間に知れたことが、ありがたいなとおもいました。
ご冥福をお祈りします。
そして、《利他》のこころで、愛と調和の世界がほんとうに実現したらいいなとおもいます。
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