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立ちはだかる壁を、扉にして、開ける方法

「あ、わすれた。」

ホテルについて、お風呂に入ろうとして全裸になった時に気がついた。

ホテルの周りにはコンビニはなかったし、老舗のビジネスホテルには売店のようなものもない。

その上、もう夜の21時をとっくに超えている。

心配性であれもこれもと持ち歩くわたしが、ミニマリストを真似して荷物を減らした結果がこれなのだ。

だからもう、嫌なんだよなぁ。

目次

どこでもドアで、あっという間に非日常へ。

陰ヨガ養成講座を受けるために神戸に来ています。

仕事を終え、当日の朝に神戸入りしようとおもっていたのですが、職場の先輩のアドバイスで夜のうちに神戸までやってきました。

さっきまで、永遠に続くような気がしていた逃げ出したい日常が、新幹線に乗って2時間もしないうちに遠くのことになってしまいました。

飛行機は使うことは多いけど、新幹線での移動は、2018年のap bank fes以来4年ぶりで、かなり新鮮でした。

新神戸の駅のコンビニで、お土産や見慣れない地域限定のお菓子なんかを見ているだけでもう異国に来たみたいにわくわくが止まりませんでした。

そう、この感覚。

すごくひさしぶり。

ずっとずっと、がまんしてきた。

なくても大丈夫だと言い聞かせてきた、この感覚。

コンビニで止まらなかったわくわくは、ホテルのお風呂であっという間に終わりました。

ミニマリストのように身軽な旅にしたいとおもって荷造りしたら、クレンジングと洗顔を忘れてきていたのです。

ものが少ないことで起こった変化。

最近は、病院受診にいくために2〜3ヶ月に1回、1泊分の荷造りをするようになりました。

ただ、往復車なので、荷物を運ぶのは駐車場からホテルの間のみ。

その上、このコロナ禍でもあり、また、そう簡単に遠出することが難しくなった環境でもあり、この受診でいかに楽しんで発散するかに全力を尽くすようになったんです。

だから、荷物は必要最大限

部屋でアロママッサージのプランで予約した時には、アロマオイルと無印のディフューザーを持参するほど。

ゆっくりすると決めた時には、読書ノートも書きたい。

本も読みたい。

手帳も書きたい。

ハンコも押したい。

と、あれもこれもと持っていくんです。

しかし、今回は新幹線の旅。

重い荷物を持ち歩かなくちゃいけないんです。

どれくらい歩くかもわからない。

重いと確実に疲れる。

いつもなら絶対にしない、化粧水などのスキンケアグッズを100円ショップの容器に入れ替えた。

寒いかも、とモコモコのパジャマを入れてみて、それだけでスーツケースの1/4くらいをとるので、ホテルの暖房で室温調整することとして薄手のパジャマに変更。

いつも日数分の下着を入れていくけど、下着は2枚、着ているものを含めて3枚と言っているのを聞いていた。

ホテルで洗うんだそう。

そうか。

ホテルで洗えばいいのか。でも1泊目と2、3泊目のホテルは違う。

1泊目に洗ったら乾かなかったらどうしよう。

考えれば考えるほど、不安は募りました。

で、考えて考えて考えて、荷造りした結果、クレンジングと洗顔を忘れてしまったんです。

どうしよう・・・

一瞬、考えたけど、基本石鹸落ちコスメだから、「洗顔・ハンドウォッシュ」と書かれている泡ハンドソープで顔を洗うことにしました。

あんなに迷っていた下着も、ついでに洗ってみることに。

洗って絞った後、バスタオルに挟んで足踏みしていたら、割と脱水できていて、ハンガーにかけて干しておいたら、朝起きたらしっかり乾燥していました。

カップ付きの下着は、カップの部分がなかなか乾かないのに、きちんと乾燥していてびっくり。

ホテルの空気が乾燥しているのかもしれませんが。

朝は、いつものような感じで、太陽礼拝前のストレッチやほぐしをしていたら、生理になったばかりだったので、お尻を伝っていく感触が!

やばい!

とすぐに確認すると、時すでに遅し。

パジャマズボンのお尻の部分に一滴程度の汚れがついてしまったんです。

あちゃー、初日なのに。

・・・とすぐに洗ってドライヤーで乾かしました。

そんな行動にすぐに出た自分にびっくりしました。

人生は、なんとかなるものなのだ。

人は環境に馴染んでいくもの。

心配性で、あれもこれもと持っていくわたしが今の荷物の中で工夫をしている。

しかも、洗ってすぐに乾燥させようなんて、今までやったことがなかったこと。

なのに、その行動を無意識にすぐに選べたのは、一晩で乾くわけないとおもっていた下着が綺麗に乾燥していたからなんです。

無理だとおもっていたことができた。

壁だとおもっていたものは、意外と簡単に開けられる扉だった。

日常だけを繰り返しているとそういう経験は多くはないかもしれない。

でも、日常を出てきたところで、ひとつずつ超えていく体験をすることで、世界の変え方が自分の中に落ちてくるんだとおもいました。

体験するってほんとうに大事。

人生、なんとかなるものです。

さて、今日は陰ヨガ養成講座。

約半年画面の向こうに眺めていたspace わにへ行ってきます。

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