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看守の声を軽やかに脱獄しよう

「ああもう時間がない・・・」

Googleマップで調べたら、1時間半で着く予測だったのに、まったく着きそうにない。

1時間半で着いたら、早めに着いて2時間くらいカフェで手帳タイムや自分会議ができると思ってたのに。

それだけを楽しみにしてたのに。

近くにカフェがないわたしは、遠出するタイミングに合わせて、早めに出てから手帳タイムをしようと思っていたのが、それができそうになくて、運転しながら無性に悲しくなってしまった。

目次

からだは元気でも心が満たされない。

「スタバで手帳タイムをする!」

と、張り切って手帳に書いていました。

休みの日に手帳タイムをしようと張り切って手帳に書いておいた。

それこそ、書いておいてそれをする、ただそれだけで良いはずだったんです。

なのに、その日が近づくにつれて迷い始めていきました。

「手帳タイムのためだけにわざわざ2時間近くかけて遠出するの?」

「ガソリンがもったいない」

「今月は車検もあったし、受診もあってかなりお金使ったよね」

「でもさ、家でもゆっくりできるよね?」

「あのやりたいこととかさ、家の方がものを持ち出したりすることもなくてできるじゃん」

だんだん、『思考』が『感情』を説得していきます。

もう気がついたときには、手帳に書いておいたお楽しみの予定だったはずの「スタバで手帳タイム」の選択肢は消えていて、「家で何する? 休みの日は何して気分転換する?」ということに頭が向かっていました。

▶︎過去記事:心の声を聞くためにやるべきこと。

そうなんです。

家で休むことで見えたこともあったから、それはそれで良かった。

・・・ということにしておいた・・・つもりだったのです。

次の休みで遠出する予定があって、そこに合わせて手帳タイムをすることにして自分を満たすつもりでいたんです。

それが、予定通りに出発したのに予定通りに着かない!!!(涙)

1時間半で着くよと言ったGoogleマップを信じたわたしがバカだった。おばかさんだったんです。

よくよく考えたら1時間半で着くはずなくて、2時間はかかるはず。

運転しながらそのことに気がつき、もう手帳タイムが取れないかもしれない、と思ったときに無性に悲しくなってしまったんです。

なんでじぶんの、「〜したい」を叶えてあげなかったんだろう、と。

看守の声を軽やかに脱獄しよう

今読んでいる本田晃一さんの著書の中にこんな表現がありました。

「ウケる〜!」って笑いながら「脱獄」しよう

毎日を好きなことだけで埋めていく/本田晃一

「スタバで手帳タイムをする!」と決めていたのに、わくわくする予定が近づくにつれて聞こえてきていた声たちは、まさにわたしの中の看守の声です。

じぶんの過去の経験からくる恐怖でもあるし、親の声でもあります。

日常の中で、こんなふうにヒョイっと過去の経験から行動にブレーキをかける声が聞こえてくることがありますよね。

そうすると動けなくなってしまうんですけど、でも、それに従っていると自分らしく生きられない。

自分の本音は、感情の部分だから。

後悔しないように生きていきたい。

そのためには、やっぱり自分の本音を知っておくことってすごく大事。

あるサーファーの方が話していたことなんですが、サーフィンをするために2時間かけて海に行くそうなんです。

でも、サーフィンって海の状況によってどれくらいできるかわからない。

自然のことだから、コントロールができないんです。

2時間かけて行ったとしてもどれくらい波に乗れるかわからない。

それに、実際に波に乗っている時間はほんの4〜5分だったそう。

でもその数分のために2時間かけて海に行くんですって。

その話を聞いたとき、

それでもいいんだ!

って、パッカーン! っと開いた感じがしました。

たった数分だけど、準備している間も、2時間かけていく間も、わくわくしている。

数分のために4時間もかけていくんだけど、その間ずっとわくわくしていられるんだという話を聞いて、何かが解かれたような感覚になりました。

カフェで過ごす時間は、波に乗っている時間よりはるかに長い。

それに天気に左右される訳でもない。

それに、そこにいくためにわくわくするし、そこで過ごして満たされたら、その後もじいーーーんと満たされた感覚で過ごすことができるんです。

だったら、やりたいと思ったことに従った方が、その後の時間がはるかに幸せになれる。

そんなふうに考えたら気持ちがすごく楽になりました。

なので、次の休みには、今度こそゆっくりカフェで過ごしてじぶんを満たしてあげようと思います。

みなさんも、看守の声を軽やかに脱獄して、満たされる時間を過ごしましょう♪

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