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怖さを超えた先にあったものとは。

行動力はある方だと思っていました。

やりたい、と思ったらまずやってみるし、やってみて、というかほんとうはそこが目的じゃなかったことに気づいていながらもそのままやっちゃったりもする。

やってみないと自分に合うかどうかもわからないし。

だけど、やってみたいと思いつつもかなりの時間、二の足を踏んでいたことがありました。

それは、

「自分の強みを聞いてみる」

ということでした。

目次

自分の強みは、自分ではわからない。

「自分の強みは自分ではわからないから、聞いてみるといいよ」

そんなアドバイスを聞いたことがあります。

自分のお客さまに聞いてみました、とか、スタッフに聞いてみました、と、直球ではないものの表現を変えて実際に聞いている人もいて、すごいなぁーと尊敬していました。

やっぱり聞いてみると、自分では見えていない、気づいていないいいところを聞くことができて、照れながらも受け取っているその方たちは、どんどん魅力的に変化していくように見えました。

自分の強みを知る。

自分の強みを知っておくことは、無意識にしていたことが強みなんだと自覚できることなんですよね。

自覚できると、その魅力はより輝いていく。

そんな話を聞きながら、そして、その魅力をちゃんと自分で受け取ると、ほんとうにその魅力が大きくなって、より魅力的に輝いている。

そんなリアルな姿を目にしていると、思いがふつふつと湧いてきます。

わたしも、聞いてみたい!

わたしも、自分の強みを聞いてみたい。

最初は小さく湧いてきたそんな思いは、やがて自分の人生を変えていくために必要なことなんだと感じるようになっていきます。

怖い方へ、一歩踏み出す。

「じぶんのしごとをつくる」

これは、わたしにとっては夢なんだな、と最近思うようになりました。

起業ブームになって、起業するひとも増えたけど、看護師として働き始めた3年目までの頃は、看護師が働くのは病院の中がほとんどだったし、じぶんで仕事を作っているひとなんてほとんどいなかった。(ように見えていた)

それでも、病気になって不安になっている患者さんのそばで支えることができなくて、不安な想いを受け止めることもできなくて、わたしがやりたいのはそこなのに、他の業務に追われてできないなんて、と、「自分が注力したいところに注力するためには、自分で仕事を作るしかないのかもしれない」そんなふうに思うようになっていました。

ロールモデルが見つからない中、芽生えた思いは、小さく小さく、でも消えずにわたしの中にいて、少しずつまた顔を出してきていたのです。

「じぶんのしごとをつくりたい」

忘れることができない、消すことができない、その思いは、もしかしたら「夢」なのかもしれない、そんなふうに思うようになりました。

そのための一歩として、自分を活かして生きていくためには、自分の強みを知っておくことは必要だなと感じます。

強みがわからなければ、方向性も何を活かせばいいのかもわからないからです。

でも、SNSで有名な人が聞くのならまだしも、一般市民のわたしが「強みを教えてください」なんて言ったところで、インフルエンサー気取りかよ、みたいに思われるんじゃないかと怖くて怖くてたまりませんでした。

「いやいや、強みってなに?」

「なに、ビジネスでも始めるつもり?」

「わーーー自己啓発っぽい」

頭の中ではいろんな声が聞こえてきます。

聞いてみたいと思ってから、早2〜3ヶ月は経っていました。

でも、もう、聞いてみよう。

迷ってしまうと、ポチッとする手が不安の波に流されていってしまうので、投稿を作っているときはもう無心になって、最後のポチっまで、ひといきでやりました。

やってみただけでスッキリ!・・・だったはずなのに。

わーーーーーーー、怖い。

投稿ボタンを押したものの、そこからの反応が気になりつつも、不安や怖さが込み上げてくるので、そこにフォーカスしないように、別のことに集中するようにしました。

でも、SNSの通知がいっこうに何も表示されないのです。

・・・・反応がない。

そうだよね。「強み」とか言われたってわからないよね。

と、不安になりつつも、それでも怖さを超えて一歩踏み出したことで、まぁいっか、と怖さを乗り越えたことができたじゃん、と思えるようになっていました。

不安の波もようやく収まり、心も穏やかになったころ、何も考えずにふとSNSを開いてみると、何人もの方が強みを教えてくれていたんです!

SNSの通知、来ないのか!!!

そこには、

たくさんの温かいことばの数々が。

うれしくて手が震えてしまいました。

中には長文の思いを綴ってくれてひともいて、ほんとうに泣きそうになりました。。。

自分では、いつまでたっても変わらないなーと自分の弱さを見ていたのですが、長い付き合いのともだちからは、ずいぶん変化しているように見えているらしく、そんなふうに思っていなかったので、心の底からうれしかったです。

今までやってきたことは、無駄じゃなかったんだと感じることができました。

そして、そんな震えるほどのうれしさや感動を与えてくれた方に、お礼としてわたしから見える強みをお伝えしていきました。

すると、お礼のつもりだったはずなのに、書けば書くほど心が満たされていくのがわかったんです。

人の強みを書いていくことは、ラブレターを書くみたいだなって。

あなたのこんなところが素敵です。

あなたのこんなところを尊敬しています。

あなたのこういうところが大好きです。

そんなことばを並べていると、すごく幸せを感じている自分に気づけたのです。

「すごい!自分ではそう思わなかった」

「うれしい!ありがとう!」

そんなふうに、お礼のつもりで書いたラブレターに、うれしい反応が返ってきて、愛を渡しあえたような、そんな時間になりました。

「わたしの強みってなに?」

と、聞くのはハードルが高くても、(それでもぜひやってみてほしいけど)

「あなたのこういうところを尊敬しています」

って伝えるのはそこまでハードルは高くなくないですか?

大事なひとへのラブレター、ぜひ伝えてみて、愛を交換しあってみてほしいと思いました。

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