「あ、まずい」
久しぶりにイラッとしたことを態度に出してしまった。
いや、ずっと滲み出てたとは思うんですが、イラッとしてコップをバンッとテーブルに置いてしまいました。
もちろん、家で、です。
父とのコミュニケーションが取れず、父がイライラしているように感じて、そしてその行動が理解できずにイライラしてしまった、という感じ。
これ、どうしよう・・・・。
親との心理的和解ができない。
ヨガの恩恵としていちばん大きかったのは「父を許せたこと」と話すのはCITTA手帳考案者の青木千草さん。
千草さんは、ヨガの師匠から手を合わせたときに「右の手が父親で左の手が母親で、両手が合わさってお前が生まれてきたんだろう。親に感謝しなさい」と言われて(左右と父・母は逆かもしれませんが・・・)父親を許せるようになったと言われていました。
また、ある人は心理のワークの中で、父親の小さい頃の気持ちが自分の中に溢れてきて、その寂しさや悲しさを感じて涙が出た。そこから父親に優しくすることができるようになった、と言われていました。
もしかしたら、ヨガ哲学やヨガをもっと続けていけばヨガの恩恵として親との心理的和解ができるのかもしれないけれど・・・・
わたしはお父さんが嫌い
と思ってしまうんです。
どうしても。
自分の心の癖や考え方の癖は両親との関係が影響していることが多くて、割と母親との関係に関しては何度も扱ってきたのですが、父親との関係はほとんど扱っていませんでした。
「お父さんとのことあんまり扱ってないよね」
そう言われたこともあって、当時は一人暮らしをしていたこともあって、親と物理的距離も離れているし、父とのことが影響していることがあるかどうかなんて思い当たることが見つかりませんでした。
心の癖の根っこにお父さんが出てくる、ということもあまりなかったんです。
でも、一緒に暮らし始めると、父と似ているところがたくさんあることを感じるしそこにとてつもなく嫌悪感を感じてしまう。
もういや。
そんなふうに思うこともあります。
”両親と仲良く出来ない自分自身”と仲良くなること
そんな時、ある記事を目にしました。
それは本田晃一さんという方のブログで、
無理に仲良くしなくて良いのさ。
一番大切なのは、”両親と仲良く出来ない自分自身”と仲良くなることなのさ。
世界一ゆる〜い♪幸せの帝王学/本田晃一
と書いてあるんです。
・・・え?
両親と仲良くできない自分自身と仲良くなる?
そういえば、と気がつきました。
「感情を観察する」ことをするようになってきて、感情が揺れても戻るようになってきているなとは感じます。
イライライライライラーーーーーー!!!
っとしてそのイライラを引きずって過ごすことは無くなったんです。
ですが。
「感情を観察する」が「怒ってはいけない」にすり替わってること、あるな、ということに気がついたんです。
冒頭の父親とのやりとりもそう。
「怒っちゃいけない」
そう思っているから、表情はこわばってしまうんですよね。
笑うって、筋肉が、からだが、心が緩んでないとできないんです。
自分を守ろうとしていると、筋肉がこわばって笑えない。
怒っちゃいけない。
気をゆるめちゃいけない。
そう思っているから、家の中で、自然に緩んで笑って過ごせていないんです。
これでも、数年前に比べると笑えることも増えてきましたが、特に父と関わるとなると笑えなくなってしまうんです。
それは「怒っちゃいけない」と思っているからなんですよね。
そして、怒ってしまう、イライラしてしまう自分にバツをつけている。
ってことに今さらながら気がつきました。
本田晃一さんは、そんな自分でもいいんだよ、と仲直りするといいよ、と言われます。
そういえば、ヨガ哲学の中で、「ヤマ」という5つのしてはいけないことというのがあるんですが、その「ヤマ」の語源は「ケア」だと言われていました。
してはいけないことのうちのひとつが「アヒムサ」と言って、「暴力を振るわないこと」。
自分にバツをつけることは、この暴力を自分に向けているってことですよね。
で、そんな自分をケアしてあげることなんだそうなんです。
「怒っちゃいけない」と思っている自分に気がつき、そして、そう思いながらもイライラしてしまう自分にバツをつけてたんだなーって、気がついて、そしてそんな自分に寄り添う。
親友に話しかけるように、「わかるよ」「だよねー」と、共感してあげる。
まずは、そこからなんだなぁと、また心の旅の始まりを予感しています・・・。
でもまずは、
”両親と仲良く出来ない自分自身”と仲良くなること
じぶんとの関係がすごく大事。
だから、そんな自分を否定しないで、受け入れてあげることからなのだな、と感じています。
自分の内面、見たくない部分と向き合っていくことってすごく大事。
逃げずに向き合っていこうと思います。
それでは、今日の記事が何かのきっかけもしくは参考になれば幸いです。
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