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ここを認めてなかったじぶんに気づいた本

「下心ってあっていいんだ・・・」

率直な感想だった。

正直そんなに読みたいと思ったわけではなかったけれど、読んで良かった、とすなおにそう思えました。

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目次

行きたい未来への道の歩きかた

「どうしよう・・・まったく惹かれん・・・」

本田晃一さんのYoutubeを見るようになって、質問者さんに対する“一旦受け止めて、その言葉の奥にある感情や想いに対して答えを投げかけている”様子が、本質というか、奥に潜んでいるものを見ている人なんだなと思ってすごいなと思うようになりました。

本田晃一さんのYoutubeは、1時間くらいあって、なんでこんなに長いんだろう、と思っていました。そんなに長いと見ている時間ないんだけどなぁ、と。

でも、「◯◯する方法」みたいなエッセンスというか大事なことを最初の10分くらいで伝え、あとはライブ配信なので、視聴者さんからの質問に答える形で行っているんです。その質問に対する答えかたがすごいな、と思ったのと、そのQ&Aにこそ、冒頭に説明していたことを自分に落とし込むためのヒントが詰まっているんだということを、1時間見るようになってわかりました。

質問への答えも、見えている問題の解決方法だったら、表面上の解答はできるかもしれないけれど、「言葉ではこう言っているけれど、その根っこにあるのはこういうことで、ここをこうした方がいい」みたいな、根っこにあるものを見抜いて答えているのがすごいんです。

そんな本田晃一さんの新刊、「僕はゲームのように生きることにした」。

・・・どうしよう。

全っ然刺さらん・・・。

タイトルを聞いてみても、読みたいという気持ちがまったく起きなかったんです。

スーパーマリオやテトリスとかそういうのはしていたけれど、ロールプレイングゲームはしたこともしてみたいと思ったこともなかったし、「ゲームのように」と言われても、まったくピンと来なかったんです。

なんで本を買ったのかというと、予約特典で、1万円分のセミナーがついていたから。

本田晃一さんのセミナーを受けてみたい。

なんなら迷っているセミナーもありました。

本を買ってセミナーが受けられるなら、買うしかない。

そんな気持ちで買ったのが事実です。

でも、思わず泣けてきたところもあったし、本を閉じた時、小説を読んだあとみたいな感覚がありました。

自伝的、とも言われていましたが、この本は、

行きたい未来への歩きかた

だな、と思いました。

自分にとっての根っこの欲求を認めよう。

帯にも書いてあるんですが「純粋なシタゴコロと・・・」と、出てくるし、以前話を聞いた時にも「下心があって」と言われていて、動画の中でも「下心に手と足が生えたような人間なんで」と言われています。

したごころ。

あんまりいい印象が持てませんでした。

なんでこの下心をこんなに強調するんだろう。

下心を持って人に近づいていくんだ・・・。

と、おもっていたのですが

本を閉じたとき、出てきたことばが

下心ってあっていいんだ!

下心って、ことばはいい印象じゃなかったけど、下心って、欲求なんだ、と思えたんですよね。

わたしだって「1万円のセミナーを受けたい」という下心で本を購入したんだし。

本田さんの下心の根っこは「お金持ちになりたい」「モテたい」。

情熱を失ってしまっている人、「自分は熱量が足りないな」って感じている人、やりたいことがわからない人・・・そういう人って、自分の下心を抑えてしまっているんだよね。

僕はゲームのように生きることにした/本田晃一

やろうと思っていて、何かをやっていても、何かをやりたいと思ってそれに向かってわくわくしていても、だんだん萎んでくることがあったりして。

ああ、下心を認めてないからだ。

ってことに気がついたんですよね。

下心ってほんとうの欲求だし、それはただただ自分のためだったりする。

だから、わがままなんじゃないかと思ったりするし、それをして何になるんだろう、って思うこともある。

「ただ、やりたい」

「わくわくする」

その欲求を満たしてあげる、ただそれだけでいいのに、その欲求を認めてないから、減速してたんだなぁってことに気づけたことが、この本を読んでの大きな収穫でした。

本田晃一さんって、教わり上手なんですよね。

だから錚々たる方たちからすばらしい教えを受けているし、錚々たる方・・・であろうとなかろうといろんな出来事や人から学んでいます。

それを次に起きた別のできごとで活かしているってことと、その学びかたっていうのも参考書には載ってないような方法だったりして、正解のないじぶんの人生を歩いていくのにヒントになることがたくさんあるなと感じました。

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