フリーランスとして働くとき、仕事ってどうやってもらうんだろう。
人生のほとんどを組織で働いて生きてきたけれど、いつかはじぶんの仕事をしたい。そうは思っているのですが、いちばん気になるのは、「フリーランスになったとき、どうやって仕事をもらうんだろう」ということでした。
ともだちの中に、イラストを仕事にしていきたいとがんばっているともだちがいて、偶然にも、グラフィックデザイナーのともだちがいるので、ZOOMで一緒に話を聞いてみることにしました。
今回、お話を聞かせてくれたのは、末永えりかさん。
末ちゃんのインスタグラムはこちら。
右端に写っているカメラ女子です◎
彼女とは、西村佳哲さんのワークショップ、箱根山学校で同じ部屋だったご縁で仲良くなり、今年のミスチルのライブを席は違うけど一緒に楽しんだともだちです。
「やりたいことをやる」と決める。
彼女は、もともと大学でデザインを学んでいて、デザイン会社に就職したそうです。そこで3年くらい経験を積んでいたのですが、もともと食の分野のデザインがしたい、と思っていたこともあり、やりたい分野のデザインじゃなかったので、会社を辞めて独立しました。
もともと独立するつもりはなかったみたいなんですが、せっかくデザインを勉強してデザイナーになったんだから、やりたい分野のデザインをしたい、と思い至ったそう。
はじまりは、「やりたいことをやる」と決めたことだったんですね。
それから、1年ふらふらしながら・・・・
と本人は言うのですが、その後の行動力とかを聞いていると、その間は興味のある講座に通ったり、ワークショップに参加したりして、行動していたんだろうとおもいます。
「私がやりたいことはこういうことだ!」に、動く。
そんなとき、「食べる通信」という農家さんたちの作り手の想いを取材して雑誌にしていくものを知ったそう。
私がやりたいことは、こういうことだ!
当時神奈川に住んでいた末ちゃんは、神奈川県で「食べる通信」が立ち上がることを知り、編集長に会いにいって、編集チームに入れてもらったといいます。
すごい行動力じゃないですか?
これだ! とピンときたものに対して、まっすぐに進んでいく行動力が夢を叶えていく轍になっていくんだなと感じました。
ふだんは物静かな雰囲気で、ゆるやかな空気感をもつ末ちゃんですが、静かながらも興味のあるところにそっと入っていける強さも持ち合わせてるんだなぁって尊敬します。
そんなふうにして入った編集チーム。
「食べる通信」というのは、農家さんたちを取材して想いを記事にして伝えていく雑誌なので、取材をされるのだそう。
必ずしもデザイナーは取材同行必須というわけではなかったにもかかわらず、末ちゃんは取材に一緒に行って話を聞いていたそう。
そういう中で少しずつご縁が生まれ、農家さんなんかはラベルデザインをしたいと思っている人も多く、デザインをしていることを伝えると、ラベルデザインを依頼されることも増えていったと言います。
そんなふうに、取材を通してご縁がつながっていき、依頼をもらうことが増えていったのだそう。
じぶんからはあまり営業はしていないと言います。
それでも、興味のある講座やワークショップに参加することで、近い価値観のひとと知り合うことができて、そういうひとたちとのご縁の中で、仕事をもらうことが多いと言います。
じぶんの価値観に沿って行動していくと、それに近いひとたちとのご縁ができて、その結果、じぶんと似た世界観をもつひとたちと仕事をすることができるんですね。
動くことでご縁をつなぐ。
じぶんの興味があるワークショップに参加したり、今では縁もゆかりもない四国に移住して地域のコミュニティセンターでの活動に参加したりしながら、暮らしている末ちゃん。
「夢とかはないんだよね」
と笑って話す末ちゃんだけど、「食に関わるデザインがしたい」という夢を叶え、「四国への憧れ」を移住という形で叶えて暮らす末ちゃんは、ゆるやかに、感覚に従ってご縁を繋ぎながら暮らしているように感じます。
興味のあることにすなおに動く。
これきっと、とっても大事なんだなぁって、わたしにとって大きな学びになりました。
ワークショップとかに、もっと参加して世界観の近いひとたちともっともっとつながっていきたいなと思います◎
静かな、そして、穏やかなわくわくする時間をありがとうございました。
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